
自律神経の不調で悩んでいる方の中には、「もっと気楽に考えればいいのに」「考えすぎなんじゃない?」そんな言葉をかけられた経験がある方もいるかもしれません。
でも実際には、
そんなこともありますよね。
実はそれは、あなたの性格や心の弱さではなく、自律神経の働きが関係しているかもしれません。
このページでは、自律神経を理解するうえで近年注目されている「ポリヴェーガル理論」という考え方をできるだけわかりやすくご紹介します。
ポリヴェーガル理論とは、アメリカの精神医学者スティーブン・W・ポージェス博士によって提唱された理論です。
従来の自律神経は、交感神経(活動・緊張)副交感神経(休息・回復)の2つで説明されることが一般的でした。
ポリヴェーガル理論では、副交感神経をさらに2つに分け、私たちの心や体の反応をより詳しく説明しています。

もっとも自然で穏やかな状態です。
この状態では、
といった特徴があります。
心と体が安全だと感じている時に働きやすい神経です。
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危険やストレスを感じた時に働きます。
本来は、逃げたり戦ったりして自分を守るための大切な反応です。
例えば、
といった状態です。
仕事や家事、人間関係などで頑張り続けている方は、この状態が長く続いていることがあります。

さらに強いストレスや負担が続くと、神経は最後の防衛反応として活動を落とします。
すると、
といった状態になることがあります。
怠けているわけではなく、体が必死に自分を守ろうとしている状態です。
※交感神経は仕事をしたり活動する時には必要ですし、背側迷走神経も休息の側面もあります。それぞれには役割があるので、どれかが良くないというものではありません。あくまで安心できない体の仕組み視点で説明しています。
当サロンに来られる方の中にも、「自分は弱いんです」と話される方がいます。
だけど、お話を聞いていくと、むしろ長い間頑張り続けてきた方ばかりです。人に気を遣い、期待に応え、我慢しながら生きてきた。
その結果、神経がずっと警戒モードになっていることがあります。
だから私は、不調を抱える方を見る時に、「もっと頑張りましょう」ではなく、「安心できる時間はどれくらいありますか?」という視点を大切にしています。
ポリヴェーガル理論では、心と体の安定には『神経の基盤』が大切だと考えます。
神経の基盤とは、簡単に言うと「一人でも落ち着ける力」そして、「誰かといて安心できる力」のことです。
この土台が育っていると、ストレスがあっても元の状態に戻りやすくなります。
反対に、神経の基盤が弱っていると、少しのストレスでも強く反応しやすくなります。
ここはとても大切なことです。神経の基盤は、生まれつきだけで決まるものではありません。
安心する経験を積み重ねることで、何歳からでも育てていくことができます。
例えば、
そんな小さな体験の積み重ねが、神経の調整力を育てていきます。
安心しよう。
大丈夫だと思おう。
そう考えても難しい時があります。
なぜなら、安心は頭だけで作るものではなく、体が感じるものだからです。
だから当サロンでは、考え方を変えることよりも、まず体から安心を思い出していくことを大切にしています。
当サロンでは、
神経の基盤を育てていくサポートとして、
などを行っています。
目的は、症状だけを追いかけることではありません。体と心が安心できる場所を少しずつ増やし、自分らしさを取り戻していくことです。
もし今、不安や緊張、疲れやすさ、息苦しさ、眠れないことなどで悩んでいるなら、それはあなたが弱いからではないかもしれません。
体はずっと、あなたを守ろうとしてきたのかもしれません。
だからまずは、自分を責める前に、少しだけ体の声に耳を傾けてみてください。
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