自然の法則を活用した整体(操体法)では『快適な感覚を味わうと体が整う』とよくお伝えしてます。
この味わうってとても重要だなって感じるんです。
実はこれって快適な感覚だけじゃなく『不快な感覚(感情)』にも言えるんです。
例えば、
怒りも不快な感覚(感情)ですよね。
これも味わうといいよ!と言われたらあなたはどう思いますか?多くの人が味わいたくないと感じると思うんです。
もちろんね、自ら怒りを探して、怒りを味わいにいくのは不自然ですが、怒りって自然と出てくるものですよね。
その出てきてしまった怒りに関しては、消そうと頑張らず味わった方がすんなりおさまってくれるものなんです。
なので、ネガティブな感情であっても、味わうことが自然の法則的なネガティブな感情との上手な付き合い方なんですよね。
そして、ここで前提として知っておいてほしいのは『味わうは、留まることじゃない』ということです。
よく、怒りを味わいましょうと言うと、長く強く怒ろうとすることだと考える人もいて、よりネガティブなイメージを持つ人がいます。だけど、そうではありません。
本来、味わいには時間や強さは関係ないですし、不快が強まるような味わい方は、味わっていると言えないんですよね。
だから基本の基本として、自然の法則で考えると
ネガティブな感覚(感情)であっても、しっかりと味わうことが出来れば、ちょっとマシな感覚(感情)になるように出来てる。
なので、ネガティブな感情が強まったり、より不快な感じになることはないということです。
感情のスケール(エイブラハムの引き寄せの法則の教え)というのがあります。これがわかりやすいので表を載せておきますね。
1〜7は、本当の自分の望み方向に生きてる時で、そういう時は『ポジティブな感情(波動)』を感じます。
8〜22は、本当の自分の望みに反してる方向に生きてる時で、『ネガティブな感情(波動)』を感じます。
厳密に数値化することは出来ないので、細かな数字は気にしなくていいのですが、なんとなく感情のレベルはこんな感じなんだなと見てみてくださいね。
例えば、今、うつ状態だとします。その人がうつ状態を受け入れ味わうと、人への怒りを感じたり、人を批判したくなってくることがあります。
怒りや批判は一般的には良くないものかもしれませんが、その人自身の中では、うつ状態から抜けていることを怒りという感情が教えてくれてます。
一見ネガティブな感情だから、変わってないように思えたり、むしろ怒りという強い感情でより悪くなったように感じる人もいると思うのですが、本当はそうではないということです。
反対に感情を味わうことをせず、自分を受け入れずに感情を無視していると、そのうつ状態は長く続いたりします。
味わうことが、スムーズにネガティブな感情から抜けていくカギなんですよね。
そして、ネガティブの中でも、少しマシになってると気づくことでまた感情のレベルは上がります。味わうことで気づけます。
結果的にニュートラルな感情の辺りにいくと、ポジティブな感情を味わいやすくなってきて、ポジティブな感覚でいれることが日常に増えてくる。
そして、感情がポジティブになると、体も楽になってくるし、メンタルも安定して、自分らしく動けるようになっていくんですよね。
↑これを覚えていてほしい。
味わうというのが何なのか?それも知りたいと思うのですが、味わい方は人それぞれで答えはその人しかわからないもの。
だけど、少しヒントになるかな?と思う事をお伝えするとすれば、
『今の感情を許そう。受け入れよう。』
ということです。
怒りは一般的にはよくないことかもしれないし、人にぶつければ嫌われることかもしれません。ただ、怒りたい理由もあったはずだし、好きで怒っているわけじゃないですよね。
そしてそもそも感情のスケールで言えば、少し感情レベルが良くなっているからこそ怒っているかもしれない。そこを思い出して、一度怒っている自分を許してあげてみてください。
自分の気分が少しでもマシになるような、ネガティブな感情との付き合いが出来たら、味わえているってことです。
ネガティブな感情も味わっていこう。
※エイブラハムの引き寄せの法則と自然の法則の整体(操体法)をもとに、私なりの解釈と視点、クライアントさんとの臨床経験などからの情報をお伝えさせて頂きました!